図鑑所有者と選ばれしトレーナー2
□第四章 ウバメの森の少女
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現在ウバメの森にいるカイトとマナ。
しかし……
カイト「また迷ったな…」
マナ「二年前の時もトキワの森で迷いましたよね」
カイト「懐かしいな。そこでケンに初めて会ったんだっけ」
マナ「あの時のケンさんは今とは別人でしたよね…」
カイト「…あぁ。ケンに会ったら聞いてみるか」
全方位見渡す限り景色が変わらない。
なんだか同じところをぐるぐる回っているみたいだ。
マナ「ちょっと休憩しませんか?」
カイト「あぁ。俺も足がフラフラでさ」
二人は椅子の代わりにできるちょうどいい大きさの石に座って休憩をとることにした。
カイト「ここを抜ければヒワダタウンだよな」
マナ「そうですよ」
カイト「ヒワダタウン……か」
マナ「?…」
カイト「マナの友達ってどこに住んでるんだ?」
マナ「私が小さい頃に遊んでたからあんまり記憶がなくて…」
カイト「…ジョウト地方のどこかにいるんだから今のうちに会えたらいいな」
マナ「ジョウト地方は広いから難しいですよ…。それにあの子私の事覚えてるかどうか……」
カイト「…小さい頃でもその子にとって大切な記憶なら絶対に忘れないぜ」