図鑑所有者と選ばれしトレーナー3
□第二章 エイン寺の秘密
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(しまった!騒ぎのせいで気がつかなかった)
「もうやめてよ!」
「ガキは危ないから引っ込んでな」
「……嫌だ!」
「しょうがねえな。風おこし」
ピジョットがおこした風おこしは幼いサクラやチコリータを吹き飛ばしてしまった。
「サクラー!!」
チコリータは吹き飛ばされた時に木にぶつかって大丈夫だったが、サクラは崖から落ちてしまった。
「どけ!十万ボルト!」
タクヤを邪魔していた男も倒し、残り一人となった。
「……うっ………」
サクラは落ちた際に掴むところを見つけたので必死に耐えていた。
「サクラ!」
寺にサクラがいないことに気づいたケンが手を伸ばしてきた。
「体当たり!」
「電光石火!」
一方タクヤと男は激しい戦闘を繰り広げていた。
「俺はあの二人のようにはいかねえぜ」
(……まだ来ないのかよ)