図鑑所有者と選ばれしトレーナー3
□第二章 エイン寺の秘密
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「父さん、サクラは?」
「大丈夫だ、気を失ってるだけだ」
「よかった…。でもぐちゃぐちゃになったな」
「ああそうだな」
その時エイン寺が金色の光に包まれた。その光はとても眩しく、目を開けられないほどだった。
どれくらい目を瞑っていたのだろう。目を開けた時には衝撃の光景となっていた。
焼け焦げた木や草は元通り……いや、それ以上になっていた。
「な、何がおこったんだ?」
「エイン寺のおかげじゃ〜」
……そうか。あの光が植物や破壊された建物を元通りにしたんだ。
「……うん…」
タクヤに担がれていたサクラが目を覚ます。
「あれ?何で元通りになってるの?」
「エイン寺のおかげだよ」
タクヤは優しくそう呟いた。
それからエイン寺はエインシティの人達によって大切にされた。