図鑑所有者と選ばれしトレーナー
□第五章
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そしてマナと別れた数日後カイトはシオンタウンにたどり着いた。
「ここに来る前に新しい仲間も増えたし、ポケモンを鍛えた」
カイトはシオンタウンのポケモンセンターで寝ることにした。
「マナがいないとなんか……寂しいな…」
今までマナと二人で旅をしていてこんな気持ちになるのは初めてだった。
静かな夜が明ける…
「さて、行くか!」
カイトはとても元気にみえたが、微かに体が震えていた。
まだ10歳の子供が一人で大人の集団に挑むのは誰でも恐怖を感じる。
最悪の場合、命の危険性もある。
しかしカイトの目に迷いはなかった。