図鑑所有者と選ばれしトレーナー2
□第四章 ウバメの森の少女
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つながりの洞窟
カイト「見たところロケット団は見当たらないな」
マナ「もう少し奥に進んでみますか?」
カイト「そうだな」
洞窟は意外に広く、油断していると道に迷うほどだ。
カイト「けっこう奥まで来たのにいないな」
マナ「おかしいですね」
と、岩陰に黒い服装をした人物がチラッと視界にはいった。
ロケット団「お、お前!ウバメの森の」
カイト「ポケモンを返してもらおうか!」
ロケット団「クッ!」
男は下へと続く階段を急いで下りていった。
マナ「追いかけましょう!」
カイト「あぁ!」
二人も男の後に続く。
階段を下りた先にはやや大きな空洞があった。
カイト「行き止まりだぜ!」
ロケット団「フッ」
男はニヤリと笑い出す。
ロケット団「よし!いまだ!」
上の足場から大勢のロケット団が現れた。
岩陰にでも隠れていただろう。
カイト「わ、罠か!」
ロケット団はズバットやアーボをだす。
カイト「この人数じゃ………カメックス、サイドン頼んだ!」
マナ「わ、私も!」
カイト「………マナは逃げろ!」