大切な時

□序章 始まりの時
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「…ワシが油断するなんてな……」

「早く隊長を!」

「わかった!エンマも逃げるぞ!」


「いえ、俺はここで時間稼ぎをしときます」


エンマに言われた兵士達はダストン隊長を担ぎ、急いで安全な所まで逃げる事ができた。


「相手はダストン隊長の攻撃でかなり弱ってる……だったらイチかバチかだ!『爆炎斬』!」

エンマから放たれた炎の一撃はタコを丸焼きにした。

「これがたこ焼きってやつだな…」

「凄いじゃないかエンマ!」

「ダストン隊長に教えてもらった技があってなんとか勝てました。目的も達成しましたし、急いで帝都に戻りましょう!」


こうして俺が兵士になって最初の任務である魔物討伐はなんとか達成できた。


そして俺はまだ気がつなかった。


これからの俺の未来が世界を救う事になるとは………。
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