短編
□素直になれない二人
1ページ/3ページ
晶「ちょっと待ちなさい!」
金「取れるものならとってみろ!」
今日もこの二人は騒がしい…。
しかし、クリスは何を取られたのか…。
金「この絵を早くレッド先輩達に見せたいぜ!」
少し前クリスが一人で紙に何かを描いていたが、後ろからゴールドにとられ、今に至る。
運良くゴールドに見られてないのか、わざと見てないのか…。とにかくまだ私の絵は見られていない。
晶「待ちなさ……キャッ!」
どうやら石につまずいてしまった。
さすがにゴールドも転んだクリスに気づいた。
金「おい、大丈夫か?」
晶「…ちょっと足くじいたかも……」
金「しょうがねーな。ほら、俺が担いでやるよ」
ゴールドはクリスに背中を向け、しゃがむ。
晶「別にゴールドの助けなんていらないわよ!」
まったく、素直じゃねーな……。
ゴールドはそう思いながら、立ち上がる。