短編

□素直になれない二人
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晶「ちょっと待ちなさい!」

金「取れるものならとってみろ!」


今日もこの二人は騒がしい…。


しかし、クリスは何を取られたのか…。

金「この絵を早くレッド先輩達に見せたいぜ!」

少し前クリスが一人で紙に何かを描いていたが、後ろからゴールドにとられ、今に至る。

運良くゴールドに見られてないのか、わざと見てないのか…。とにかくまだ私の絵は見られていない。

晶「待ちなさ……キャッ!」

どうやら石につまずいてしまった。

さすがにゴールドも転んだクリスに気づいた。

金「おい、大丈夫か?」

晶「…ちょっと足くじいたかも……」

金「しょうがねーな。ほら、俺が担いでやるよ」

ゴールドはクリスに背中を向け、しゃがむ。

晶「別にゴールドの助けなんていらないわよ!」


まったく、素直じゃねーな……。

ゴールドはそう思いながら、立ち上がる。
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