銀魂ゆめ1

□戦場にて
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私はまだいきている。
この戦場で敵を倒しながら、生き延びている。
なんという生命力だ。
もしかしたら、この戦場こそが 私の生きる世界なのでは ないだろうか・・・
ってそんな訳ない。
ただ単にあの実の効力が続いているだけのこと。
はっきりいって 帰りたくても帰れない。

あと何日あるのかなぁ?
あとどんだけ戦うのかなぁ?
っつーか、あたしって?強くね?
っつーか、都合良過ぎじゃね?
っつーか、うまく思考が回らなくね?
あ〜・・お腹空いた・・・

大きい岩場を見つけ、疲れた体をあずけているうち、少しうとうとしてしまう。

人の気配を近くに感じ はっとして顔をあげると

「おんしゃ・・」

この人は・・坂本辰馬!?
数日前の白夜叉同様 驚いた顔で私を見つめている。
あ!もしかして運命的な出会いを感じているんじゃ!!
きっとそうだ そうに違いない。
と言うことは あの時の白夜叉も?

「おなごが 何で こんな所におるか?
しかも なんちゅう格好じゃ」

格好?黒の長Tに迷彩柄のパンツ 首から
双眼鏡下げてるだけですケド・・・
はっ?!これは・・戦というより・・
バードウォッチングでは!!
なるほど!だから白夜叉も一瞬言葉に詰まったのね・・・
でも今はそんなことを嘆いている場合じゃない この人に どこか休めるところにつれていってもらおう。
などと考え返答が遅れたためか

「なんじゃ 幻覚じゃ アッハッハッ・・」

あ、ちょっと、坂本さん 幻覚じゃないって
置いてかないで〜
 

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