勝手にお題
□45.ありがとう
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『ティエ…』
思わず声をかけようとしたけどやめた。
あのティエリアが泣いていたからだ。
いや実際には涙はでてなかったけど、私にはわかる。
自分にも厳しい人だから 予定外のこと…しかも、新機能のことを敵に晒してしまったのが 悔しかったんだと思う。
あたしにはなにも出来ないから…
「………」
あたしの横を通り抜けるかと思ったら 腕を引かれそのままティエリアの部屋
入ったと同時に抱きしめられた
『ちょっ、』
「ちょっとだけこのままでいさせてくれ…」
首筋に顔を埋められ 動くに動けず、そのままティエリアは言葉を発した。泣きながら。
「俺は…ガンダムマイスターに相応しくないんだ」
『え?なん、で……』
反射的になんでって言ってから 今あった出来事を思い出す。
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