琥珀

□第86夜の妄想ネタ
1ページ/6ページ





何処までも続く白いレンガの町並み‐‐‐‐










「一体何処まで続くのこの路地………」

ノアの方舟の内部に入ってゆうに一時間、アレンは同じ様な町並みの中をひたすら歩いていた。


「アレン君?何か見えてきた?」


実の妹の様に気にかけてくれる、人からの声が聞こえる


「こむいさん〜〜ιιさっきから、全然変わりませんよ」


早く自分の生存を‐‐‐‐元気な姿を「兄」と「姉」に知らせたい


しかし、出口の見えない路地に気持ちだけが焦ってしまう‐‐‐



「もしかして………アレン君…君……」


改まった声に何を言われるか構えてしまう

「な・何ですか?」





「既に迷子になっちゃてるんじゃね!!!!!」





一気に今までの疲れが表に現れたような気がする

「コムイさん………ιιι
この路地…脇道がない一本道なんで、迷えませんιιι」


アハハ……それじゃぁ流石のアレン君も迷えないね〜軽く返ってくる言葉に、気を紛らわせ様としてくれたんだなぁと言う事がわかった



(皆…気を使ってくれる……
それなのに……一番会いたいと思うのはたった一人だけ…なんて………)
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ