琥珀

□Limit of endurance
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その日、耐えていたモノがとうとう切れた─────















Limit of endurance













任務地からゲートを通り単独任務戻る

「お帰り……」

ゲートの扉を開くとロブ・ニールと警備班の人間が出迎えの言葉をかけてくれた


「ただいま。
ロンドン組は、もう戻ってきた?」


「いや、まだ…さっき任務完了の連絡がきて、ゲートの用意をしているとこだ」


「そう、有り難う…」

じゃぁ、と軽く挨拶し科学班室に向かう














「お帰り……」


科学班室に向かう道すがら、前の教団から在籍している何人かの団員達に出迎えの言葉をかけられ、自分も「ただいま」と応えた



ホームに帰ってきたな‐‐‐

、とホッとする反面、挨拶もせずに畏怖の目を向け足早に去っていく人間達を見ると気が滅入る


(同じ科学班なのに、なんなんだこの差……)


教団本部を始めとする各支部の科学班の人間は、エクソシストだからと態度を変えられることはあまりなかったが、中央庁から新しく教団にきた科学班の人間の態度は一昔前の教団の科学班を否応なしに思い出さされる
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