琥珀
□第86夜の妄想ネタ
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何処までも続く白いレンガの町並み‐‐‐‐
「一体何処まで続くのこの路地………」
ノアの方舟の内部に入ってゆうに一時間、アレンは同じ様な町並みの中をひたすら歩いていた。
「アレン君?何か見えてきた?」
実の妹の様に気にかけてくれる、人からの声が聞こえる
「こむいさん〜〜ιιさっきから、全然変わりませんよ」
早く自分の生存を‐‐‐‐元気な姿を「兄」と「姉」に知らせたい
しかし、出口の見えない路地に気持ちだけが焦ってしまう‐‐‐
「もしかして………アレン君…君……」
改まった声に何を言われるか構えてしまう
「な・何ですか?」
「既に迷子になっちゃてるんじゃね!!!!!」
一気に今までの疲れが表に現れたような気がする
「コムイさん………ιιι
この路地…脇道がない一本道なんで、迷えませんιιι」
アハハ……それじゃぁ流石のアレン君も迷えないね〜軽く返ってくる言葉に、気を紛らわせ様としてくれたんだなぁと言う事がわかった
(皆…気を使ってくれる……
それなのに……一番会いたいと思うのはたった一人だけ…なんて………)