琥珀
□第86夜の妄想ネタ
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「ふぅ…………
あれ?行き止まり?」
見上げるほど大きな扉‐‐
「扉があるのかい?」
「はい、開けてみますね」
ゆっくりと扉を開ける
「中はどうなってるの?」
心配そうなコムイの声
「どうって言うか真っ暗です。」
目の前に広がる暗黒の闇
「埒が開かないんで、入ります!!!!」
皆の所へ‐‐あの人の所へ行ける‐‐‐直感にも似た思いのままに、動いた。
「Σちっ・ちょっと待ってもっと慎重に!!!!」
手遅れとわかっていたが、止められずにはいられなかった。
「もしもし、アレン君……もしもーし。
はぁ〜、繋がんなくなっちゃったよ。
何か……ああいう無茶なトコ、神田君に似て着たような気がする」
似なくていいのに‐‐苦笑が漏れる
「どうか…無事に皆帰ってきてくれよ……」
そこに居た科学班全員の願がコムイの口から紡がれる
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