琥珀
□Limit of endurance
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リナリーがタップの妹に抱きつくのを見て、イリスもみんなの元に向かおうとする背に
「待ちたまえ!!
先程の発言は何だね!!」
「リーバー班長は良くて、何故僕達はダメなんだ!!!」
振り向けば怒りに顔を歪ませる班長達
「言葉のままですよ。
確かに、エクソシストが給仕してるのは変わったことかもされませんが、やらされている訳ではなく、本人が進んでしている事をわざわざ問いただす必要もない。
臭いの件だって、リーバー班長達はお風呂に入ったりする間も惜しんで仕事を頑張っていただけじゃないですか。
共同生活で最低限のマナーは大切だと思います。
でも、共同生活でなにより大切な事は、理解し合うことでしょ?」
もっともな事を言われ、言い返すことも出来ず2人はイリスを睨む
「自分の出世の為にリーバー班長に難癖ばかり付ける様な人達に、エクソシスト達は誰も自分のイノセンスを触れさせたりしない……」
我慢していた事を全て吐き出し、スッキリした気持ちでみんなの元へ向かおうと足を踏み出したが、言い残した思い出し振り向き
「それから、リナリーには、ちゃんと恋人居ますよ」
リーバー班長は、ラビとリナリーの為に隠したが釘を刺す為に事実を教える
「き・・み名前は・・?」
貴様と言おうとしたが、誤魔化す
「イリス・・イリス・ダルク」
「欧州支部の支部長の血縁者・・・・」
「最高議会長の縁者・・・・」
などと、ダルクの名を聞いて思いつく事実に驚愕しているようだ
「欧州支部は私の実家で、最高議会長は私の叔父です」
では、と2人を前を立ち去る。
強気な態度も権力を前にして、弱気になったらしい
「ありがとな・・・」
みんなの元に付くなりリーバー班長に礼を言われた
「え?」
「俺の・・・第一班のこと庇ってくれたんだろ?」
「別に、お礼言われる程じゃない。
私は、事実を言っただけだし」
END
[2008/9/12]
第二、第三班長好きな方、すいません。
リーバー班長にチッコイ事をネチネチ言う2人に、ムッときてしまいました。