琥珀
□我が胸に咲きし純白(シロ)き花
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ゲートを潜り、警備兵に暗証番号を告げていると、後ろから足音と共に
「ウォーカーさんだーっ」
「リナリーちゃんだーー」
とアジア支部の若い科学班の人間がコチラに走ってきた
その後ろに、フォーとズゥ老師の姿を見つけ、アレン達の側を離れた
「お久しぶりです。ズゥ老師」
ズゥに一礼し
「フォーも久しぶり。
もう、大丈夫なのか?」
アレンがアジア支部に滞在中、そのアレンを抹殺しに来たレベル3のAKUMAからアレンを守るためにかなり体を酷使したせいで、しばし封印の扉の中で休養を余儀なくされたことは聞いていた。
方舟からの帰還後は直ぐに本部に向かったため、会うことが叶わなかったから、ずっと気になっていた
「おう!この通りぴんぴんしてらぁ!」
「なら、良かった・・・・・」
私の様子がいつもと違うことに気付いたのか、僅かに顔をフォーがしかめ
「おい!シィフ!そろそろ研究所もどんねぇと、マズいんじゃねぇか?」
シィフと呼ばれた若い研究員は時計を見て慌てて、アレン達と話す仲間の元へ向かった
「有り難う。フォー」
「今日はどうした?
剣を見せ来ただけじゃあるまい」
何でもお見通しか‐‐‐‐観念して、アレン達を見る
未だ会話を続けていたが、監査官にせかされユウの元へ向かうようだ
その後ろから現れた
「あれが、第三エクソシストか?」
フォーの顔が険しくなる
「・・・・そうだ」