琥珀

□我が胸に咲きし純白(シロ)き花
3ページ/6ページ

ゲートを潜り、警備兵に暗証番号を告げていると、後ろから足音と共に


「ウォーカーさんだーっ」

「リナリーちゃんだーー」


とアジア支部の若い科学班の人間がコチラに走ってきた
その後ろに、フォーとズゥ老師の姿を見つけ、アレン達の側を離れた



「お久しぶりです。ズゥ老師」

ズゥに一礼し

「フォーも久しぶり。
もう、大丈夫なのか?」

アレンがアジア支部に滞在中、そのアレンを抹殺しに来たレベル3のAKUMAからアレンを守るためにかなり体を酷使したせいで、しばし封印の扉の中で休養を余儀なくされたことは聞いていた。
方舟からの帰還後は直ぐに本部に向かったため、会うことが叶わなかったから、ずっと気になっていた


「おう!この通りぴんぴんしてらぁ!」


「なら、良かった・・・・・」


私の様子がいつもと違うことに気付いたのか、僅かに顔をフォーがしかめ


「おい!シィフ!そろそろ研究所もどんねぇと、マズいんじゃねぇか?」

シィフと呼ばれた若い研究員は時計を見て慌てて、アレン達と話す仲間の元へ向かった



「有り難う。フォー」


「今日はどうした?
剣を見せ来ただけじゃあるまい」


何でもお見通しか‐‐‐‐観念して、アレン達を見る

未だ会話を続けていたが、監査官にせかされユウの元へ向かうようだ


その後ろから現れた




「あれが、第三エクソシストか?」

フォーの顔が険しくなる


「・・・・そうだ」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ