ソウサク

□day
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いつもの様に昇る太陽

世界は変わらず、廻っていく。
沢山の夢を乗せ
沢山の人を乗せて

そんな中に居た自分が、今はもう別の場所

僕だけが違う場所なのかな。

きっと夢見た世界。

見えるはずのない形をなぞって、自分を浮かび上がらせた。


見たんだ。ぼやけて消える蛍火みたいに。

あの頃描いた理想…
今の自分に重ねてみたって、変わらず僕はココに居た。

変わらない世界の中で、僕は変わろうとしてた。

何になろうとしてたんだろう……
そんな事も忘れた自分を、捨てたくなった日。


いつもの様に昇る月

世界を優しく、眠らせる。
沢山の夢を乗せ
沢山の人を乗せて

眠らない感情を抱えた僕には、関係ないって思ってた。

本当はいつまでも一緒に居たいんだ。

きっと夢見た世界。

アナタと手を繋いで歩んでいく自分が居てほしくて藻掻いてた。


違うんだ。僕には、手を繋ぐ勇気さえ持っていなかった。

あの頃描いた理想…
今の自分に重ねてみたって、アナタの姿はココには居ない。

変わらない世界の中で、僕は変わろうとしてた。

何になろうとしてたんだろう……
そんな事も忘れた自分を、捨てたくなった日。

アナタを忘れられなくて、嫌いなる自分を。


いつか、歌える日がきたら、その時は取りに戻るよ。捨ててしまったあの頃描いた理想。

きっと、僕を必要としなくなっても、僕は君を嫌わないから。
一人よがりのアナタとの理想。

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