ソウサク

□sorrow
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仰いだ天井
暗くなった電気
ボクを押し潰すよう
少しずつ下がってきた

割れない殻の中
自分の嘆きに溺れるよう

何も通さないこの部屋の扉に
爪痕残す内側のボク

窓から見えた
あの日の空は
遥かに高く見えていた

重たいカーテンで遮った斜光

目を閉じた人間が一匹


狂い
叫びだしたくなる衝動

俯き
抱え込んだ感情

ヒカリを中に閉じ込めた闇
開け放つ 欲望が笑う
あふれ出る日を高らかに

冷たい目をした僕が
手にしたソレを壊せと嘲笑う


汚れた壁紙
破れた自分
ボクが出れないように
しっかり鍵を掛けよう

我無き心の中
誰かの虚像に重なろう

声も届かないこの部屋の扉に
助け求める内側のボク

窓から見えた
あの日の空は
優しく囁くようだった

重たいカーテンで遮った温もり

口を閉じた人間が一匹


諦め
何も伝えなくなった神経

手遅れ
全てを片付ける言葉

ボクを中に閉じ込めた闇
出口無き ボクは泣く
死に逝くその日に恐怖し

背を向けた外の僕が
二度とボクを見ようとはしないだろう


閉じた殻に一匹
硬く塗り潰した赤い壁の中
微かな笑い声が鳴り響き始める

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