ソウサク 2

□砂時計
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行き着く先は何処なの

僕を置いて
君は少しずつ消えていく


掻き集めたモノが
指の隙間から流れるみたいに
名残惜しそうに道を下る

降り注ぐ雨は
君を固めてくれない

ドロドロに混じり合って
その身を流れに任せ逝く


サボってはくれない 時間の中に
始まりと終わりなんて
果てしない時の中で
小さな終わりを報せる


舞い上がった桜は葉桜
透き通る青い空は曇り空

確かに流れる時間は
君の中に流れない

無表情に積もる言葉の粒が
天に昇る山になり

降り注ぐ雨を踏みしめながら

高く舞い上がる小さな君



君が見る場所は何処なの

僕を置いて
君は逆らい昇り続け


溢れ出したモノが
君の足元にそっと寄り添い
誰にも見えない道となる

降り注ぐ雨は
僕を洗い流してくれない

ドロドロに混じり合って
その身を深く吸い込んでいく


サボってはくれない 時間の中に
始まりと終わりなんて
果てしない時の中で
小さな終わりを報せる


舞い上がった桜は葉桜
透き通る青い空は曇り空

遥かに流れた時間は
君を僕に託しはしない

無表情に積もる言葉の粒が
天に昇る山になり

降り注ぐ雨を踏みしめながら

高く舞い上がる小さな君


落ち行く僕の時間の中
昇り始めた君の姿

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