コウノドリ

□ありきたりな幸せ
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その日は夜勤でいつもより早めに出勤準備をして、散歩がてらのんびり病院への道を歩いていた。

近くの学校から帰る子ども達と信号待ちで一緒になる。
ランドセルに黄色いカバーをつけているのは小学1年生だろうか。
まだまだランドセルの方が大きくて可愛いな、なんて微笑ましく見ていた。



その時、カラン…と無機質な音が響いて

信号で停車中のトラックから鉄パイプが落ちて来たのが視界の端で見えた

危ないと気づいた時には小学生を突き飛ばしていて

あぁ転ばせてしまったな、と思ったところで視界がブラックアウトした



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