脳 内 旅 行 記【a】

□020205 叫ぶ
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当時住んでいた家。
一階の和室。

ガラス戸の棚にはお面が飾ってある。

おかめのお面が不気味に見えた。

手前に傾いて、影のせいでニヤニヤ笑っているように見える。

やだなーと思ったら、ひとりでに動いて元に戻り私の事を見た。

思わず叫んでしまった。 ぼろぼろ泣いた。その声で母が飛んで来た。





夢じゃなく現実でも本当に怖い顔をしている。いつも戸棚の前を通るのが苦手だった。

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