脳 内 旅 行 記【a】
□991129 お婆ちゃん
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ショートヘアの私はざらざらする綿製品の淡いピンクのポロシャツに、下は白のブリーフをはいている。
ポロシャツをブリーフの中に入れて自転車に乗って出掛けようとしていた。
タクシーが私の前を通って行った。
そのタクシーの上に着物を着たお婆ちゃんが正座をしていた。
「!お婆ちゃん?!」
(別に知り合いではないが大きな声を出してしまった)
タクシーの上のお婆ちゃんが振り返り私を見た。
ふわりと宙に浮いて正座をしたまま飛んで来た。
『幽霊?!コワイ!コワイ!コワイ!殺される!』
と思ったら普通に話しかけてきた。
顔も優しい。
こんな不思議なお婆ちゃんが、私に何の用でしょうか?お婆ちゃんが口を開けた時
携帯のアラームが鳴った
いつもの朝だった。
この怒りをどこにぶつければいいのか。
アラームをセットした私か…。
未だに気になっている。