脳 内 旅 行 記【a】

□020222 夢と現実
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―夜中に目が覚めた。

物音がした気がした。

寝ぼけていたのかもしれない。

気にせずにまた寝た。




私は部屋の壁に向かって寝ていた。
夢の中で、”中学2年生の女の子が寝ている所に泥棒が入り、起きて声を出した為に泥棒の持っていたナイフで刺されて死んだ”というニュースが耳に入ってきた。
さっきの物音を思い出した。その時、私の後ろで男が耳元で囁いた気がした。それと同時に刃物と思われる物が背中に付いた。ぞっとした。窓を開けたまま寝ていた事を思い出した。
寝たふりをするしかないと思っていたら、暫くして刃物らしきものが背中から離れた。
夢から覚めても同じ体制で寝ていたので怖くなった。急いで窓を閉めた。

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