脳 内 旅 行 記【b】

□061004 竜巻
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夜中、母と二人で歩いていた。

私たちの進む道の先の空は黒い雲が渦巻いているように見えたが先に進まなければならなかった。

あともう少しで朝が来るのか黒い雲の隙間から白く鈍い光が見えていた。

橋を渡り、渦巻いた雲が近付いて来ると、道の先から小さな(と言っても高さ4m程の)竜巻が砂利を巻き込みながらフラフラとやってきた。

ギュンギュンと音をたてて近付いてくる竜巻に恐怖を感じて私は竜巻を避けて歩くが、逃げる方向に来るので走って避けていたら目が覚めてしまった。

朝の4時半だった。
 

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