脳 内 旅 行 記【c】
□090705 扉
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【夢から覚めて】
夢だから、オチはない。
夢の中の[家]は、体内であると解釈される事が多い。
すると、あの不気味な地下も私の体内であると思われる。
[地下へ降りて行く]という行為は、無意識世界の探索であると考えられる。
地下に降りて行く夢は恐怖感をともなうらしい。
確かにかなりドキドキした。
扉は、意識世界と遮断された無意識の‘何か’であると思われる。
それを意識しなくてはならない時がきたのか、
今現在の私の落ち込み具合で偶然出かかったのか
…見たほうが良かったのか?
扉の夢は小さい頃から時々見ていた。
小さい頃はすごく大きな扉で4・5mはあったと思う。
観音扉だった。
(両側に開く扉です)
私が扉の前で立ち尽くすと、ゆっくりと扉が開き向こう側から穏やかな音楽が聞こえてくる。
何となく好きな夢だった。
ちなみに扉の向こう側は覚えていない。
その扉が無意識と意識を繋ぐ象徴的存在だとすれば、
昔に比べて私は無意識世界から遠ざかっているのか
なんだか魔法が使えなくなってしまった気分だ。
いつまでも夢見る少女じゃいられない
つか、少女と言う歳でもない。
あぁ いつか扉が猫サイズになって、向こう側に行きたくても行けなくなっちゃうのか…と思うとなんだか寂しい。