ユ メ ジ テ ン

【み】 8件

【見えない人 (みえないひと)】
 夢の中で活動していることは間違いないが、夢主には見ることができない人物がいることがしばしばある。
その人物は、夢主の魂、あるいは精神である。
 その見えない人の役割、考えなどは、夢の解釈に重要である。



【右と左 (みぎとひだり)】
 夢の中で左右が対比されていたり、左右が印象に残る場合は、
右が「正・陽・男性・意識・光・能動性・積極性」などを表し、
左が「負・陰・女性・無意識・闇・受動性・消極性」などを表す。
 夢の人物の位置、選択、進路が右か左かをよく思い出すこと。

●右の人物
正しい意見、理性的な判断などを意味する。

●左の人物
誤った意見、妨害者、感情的・本能的な判断などを意味する。

●右の手
正しい選択、常識的・男性的な考えや決定、判断などを意味する。

●左の手
誤った選択、非常識・本能的・衝動的な考えや決定、判断、裏切りの手などを意味する。
また自慰する手、隠し事をする手でもある。



【見知らぬ場所 (みしらぬばしょ)】
 多少とも知っていると感じる場所、馴染みのある場所は、現在、夢主がそこに属している場所を表す。
 これに対し、その場所が、はっきり見知らぬところと意識されている場合にのみ、それは死や病気の象徴と見なされる。

●見知らぬ家
墓や位牌、仏壇などの象徴。

●見知らぬ町
この世ではない場所。つまり死。
また、深まる精神の病、激しい孤独感などが、見知らぬ町をうろつく夢となって現れてくることもある。

●見知らぬ花畑
死後の世界。



【見知らぬ人 (みしらぬひと)】
 古典的な夢解釈では、見知らぬ人(主に男)は死や病気の人格化である。
ただし、この夢を見たからといって、死や病気の脅威にさらされていると直接的に考える必要はない。

 それは要するに、自分の心の中の否定的なエネルギーや、意志とは敵対的に働いている心的エネルギーの表現だからである(こうした否定的・敵対的エネルギーが非常に強い場合に、結果として病気や死が引き起こされることは有り得る)。
 一方、見知らぬ人のうち、女性は、はっきりと自覚されていないネガティブな感情、欲望などと結びついた無意識的な心の人格化である。


●無気味な見知らぬ人
克服されなければならない問題があること。
自分の中にごまかしがあること。

●見知らぬ人に追われる
自信を失っていること。
不安、困難。
問題解決の鍵は自分自身の内にある。
追っているのは誰なのかわかれば、障害は消え去る。

●見知らぬ人と争う・戦う
内面にある葛藤。
ただし、夢主に克服する力はある。
戦いになれば問題の解決は近い。



【店 (みせ)】
 いろいろな商品が並べられている店は、人にアピールしたいと思っている自分の能力や美質を表し、店で何かを売るのは、自己顕示を意味する。
 ただし店そのものより、そこで売っている品物に夢の関心があるようなら、その品物の意味を中心に考えなければならない。

●客の寄り付かない店
対人関係がうまく処理できないという劣等コンプレックス。
あるいは結婚が遅れていることに対する苛立ち、悲しみ。

●客で賑わう店
自分は人が考えているより魅力的な人間だという思い、もっと自分を評価してほしいという願望。



【見世物小屋の人々 (みせものごやのひとびと)】
 非常にプライベートな秘密、罪の意識、隠された性的傾向、暗い情念など、それに付随した不安を象徴する。
 そこにいる人々は、無意識の中でうごめく欲望や衝動の象徴である。

●見世物小屋の人々を見る
内省的(ないせいてき)になっていること。
発散できない性的な欲望が高まっていること。
また、それに対する不安。

●自分も一員になる
自分の無意識を垣間見る。
変化の前触れ。



【醜い人 (みにくいひと)】
自分が醜くなるのは、それまで気付かなかった何かを自覚する事を意味しており、事態や境遇の好転の前触れ。
醜さの程度がひどければひどいほど、吉意は強まる。
醜さを嘆き悲しんでいる夢も同じ。
醜い他人を見るのは、障害や貧窮、損失、不和などの知らせとなる。



【耳 (みみ)】
耳は、
@自分に対する評価、評判。
A情報の使い方や巧拙(こうせつ)に関するアドバイス。
B性愛の象徴。

●夢の中で耳が気になる
人の自分に対する評価が気になっていること。
つまり、「聞き耳を立てている」こと。

●大きく立派な耳をもつ
仕事や計画の成功。
幸運の訪れ。

●異性の耳を見る
その人と親しくなりたい、性的関係を持ちたいという願望。
異性の耳でささやくのは、ごくプライベートなコミュニケーション、すなわち性的交渉。

●耳が聞こえない
心を閉ざすこと。ないし危ない橋を渡っていること。

●耳が傷つく
信用していた人に裏切られる。

●耳を切り落とす
心を閉ざすこと。
他者との不和、反目。

●耳を洗う
よい評判。また、正しい判断。

●耳がいくつも生じる
よい友、よい仲間が増える。
知的能力の向上。
多くの情報。

●獣の耳が生える
悪い評判、たくらみ。落ちぶれること。




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