novel1

□僕の我儘
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ふと目を覚ます。
あまり見慣れぬ部屋を覚醒しきれない頭で懸命に把握する。


「…あ。」

そうだ。
ここは彼女の部屋なんだ…。


ごろん
軽く転がって、ベッドの内側を向くと、まだ微かに寝息を立てる恋人の姿があった。


ふわふわした彼女の髪を優しく撫でる。
ピクリと肩と眉間が反応するのがなんだか可愛い。


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