novel1
□それでもお前が愛しいよ
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はじめて会った時の印象はお互いかなりの悪印象。
まさか後々お前にこんな気持ちを抱くなんか思ってもいなかった。
真っ直ぐ俺を見つめる大きな瞳。
目を逸らしたら呑み込まれてしまうようだった。
否、呑み込まれてしまいたかったのかもしれない。
自分を留めるのがどれだけ大変立った事か。
御堂の家へ行く理由は当てつけ。
只々お前に会いたくて。
なあ、俺お前が好きだよ。
好きだから、お前には幸せになって貰いたいんだ。
だから
もう、そんな顔、すんなよ…。