MAIN@
□小話格納庫:4
3ページ/14ページ
兼続「あ!こんにちは、鬼小島殿」
弥太郎「……よう(ジロリ)」
兼続「(な、何だ?)……あ、あの、これ
(腕一杯のチョコレート)
ですかっ!?これは謙信公に届いたも……!」
弥太郎「甘い……甘いな、兼続!今日はバレンタインじゃねぇ!!
そう、断じてバレンタインじゃないんだ!!
今日はニボシ!!そう、ニボシの日なんだよ!!
『ニ(2)ボシ(14)』の語呂合わせに由来した、全国煮干協会で定められたニボシの日なんだ!!」
兼続「あ、あの、鬼小島殿……?」
弥太郎「今日はカルシウムたっぷり、アミノ酸たっぷりなあいつの出番なんだ!!
いいか、ニボシは味噌汁にも酒のつまみにももってこいなんだ!!
妊婦さんはもちろん、成長真っ盛りなお子様や骨の心配なそこのご老公まで!!
バレンタインなどとのたまう兼続には、上司命令として
『ニボシさんありがとう、これからもおいしくいただきます』
の書き取りを国語ノート三冊分と一年分のニボシを送りつけてやるぜ!!」
兼続「そっ、そんな不当な権力を振りかざすのは不義です!!
ひどいです横暴です!!
……あ、でもニボシはおいしくいただきます」
弥太郎「皆で食べようニボシ!!
皆で広げようニボシの日ーーーーーーーーーー!!!!」
兼続「鬼小島どのおおおおおおお!!!!
泣きながら走り去っては、説得力皆無ですーーーーー!!!!」
弥太郎「さりげなくトドメ刺すんじゃねええええええ(号泣)!!!!」
鬼小島弥太郎、これでも不惑の40代(妻子アリ)。
*2/14
バレンタインですが何か*