天恵

□〜その一言から。〜
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「その謙信公も!阿国殿には一目置いていたのだ!!あの謙信公がだぞ!」

一同は、『へぇーそうなんだ』と思った。あの謙信も、阿国の事は気に入ってたらしい。

それは分かった。

「では何故、阿国殿が運命の人なのですか?」

はたまた幸村が聞いた。
兼続は、え?という表情をした。
「何を言うか幸村!謙信公は阿国殿を気に入っている。謙信公は阿国殿を認めている!だから私に相応しいッ!!」

兼続の話してる事はあやふやで意味が分からなかった。
しかし当の本人はこれが真っ当な意見だと思っている。

「言ってる意味が分からんわ!!馬鹿めっ!!」

そしてまた政宗が反論した。
そんな時、部屋の襖が開いた。


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