05/15の日記

22:13
「そこ、アタシは別に同性愛者じゃないぞ?アタシはただ、ひなたの事を可愛いと信じて疑っていないだけだ。」
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さて、今日は先日完成した「夏の日の君に・・・in真地町」についての余談・裏話を、長々と書いて行こうと思います。
当然、本編を見た前提で書いて行きますので、ここから下はなるべく本編を見てから進んで下さい。
また、出来れば「inインファント島」及び「TB第0話」もご覧になる事を推奨致します。










・本作の主な舞台になる、真地町・第十地区のシーサイドカフェ「GYOTTOSU」は、本編での紀子の指摘通りアンギラスの没名「ギョットス」が元ネタで、かの土屋嘉男氏が考えた事で有名な没名です。
「TB第0話」に出した「バーガーギドラ」等と同様、「TB」での怪獣ネタの一つですね。
ちなみに、怪獣絡みのネーミングは主に十二使獣のメンバーに纏わるモノにしていまして・・・8ページで火見樹が名前を出した通り、アンギラスも十二使獣の一員として登場します。ゴジラの相棒怪獣と言えばラドンかアンギラスですから、当然のキャスティングですね(^^ゞ
どんな「獣装」をするのか、人間体はどんな人物なのか・・・それは、「TB」本編をお楽しみに。


・本作最大のサプライズとなった、「TB」世界の巫子カルテット(+レン・引田)登場ですが、これも「TB第0話」及び「日省月試」の解説日記で「TB」はスターシステムを採用している・・・と書いているので、少なくとも両作を読んで下さっていればすんなり受け入れられたとは思います(汗)
後述の名字以外に、年齢を穂野香は年齢を17歳・高校生に下げ、それ以外は年齢・学年を上げ、ジュリアは名前を漢字にしましたが、キャラとしてはあまり変えていないのも一緒です。
引田以外の巫子カルテット達の名字については「TB第0話」の解説日記に書きましたが、「TB」では「八卦」に因んだ名前の学生レギュラーキャラ「八卦の友」を出す予定があり、「TB第0話」にカメオ出演した震和来造及び主人公の親戚の少年(章造)と同じように、「TB」での巫子カルテット達も「八卦の友」として登場しますので、名字を八卦に因んだものに変えています。

水田紀子:「水」は「坎(かん)」の当て字。
彼女だけ入院している理由は、占断で「坎」の卦が出ると病勢は重症・かなりの困難を考えなければいけない為。両親は揃って死亡済。
沢之穂野香:「沢」は「兌(だ)」の当て字。
兄・隼薙は第八地区にある食堂「岩屋」でバイト中。アークは現時点では存在せず(変更の可能性あり)。
火見樹:「火」は「離(り)」の当て字。
父・亨平は第六地区にある正晶(せいしょう)大学の教師で、母は今の所ギャオスとは関係ない亨平の再婚相手として樹のママになったユウミ。
巽珠理亜(ジュリア):「巽(そん)」は「たつみ」とも読む。「風」の当て字。
貴族出身(グレイス家)の設定はあるが近親婚等の黒歴史は無く、第十一地区のマンション「エンプレス」であえて普通の暮らしをしている。弦義達や、今の所マンダと関係ないリキとは変わらず友達。
乾憐太郎:「乾(かん)」は「いぬい」とも読む。「天」の当て字。
年齢の都合、性格は反抗期Ver.。ほぼ毎日学校終わりに紀子の病室に来ている。母・美愛は死亡済だが、父・晋とは仲良くやれている。「小悪魔なお姉ちゃん」はもしかしたら何処かで出るかも?


・ある意味、本作を書いた理由の一つでもある十二使獣・卯のキングシーサーこと宇佐美純子について。
まず、キングシーサーなのに女性である理由は擬人怪獣シリーズや「ゴジばん」の影響は・・・あまりありませんし、パクってもいません。と言うか、「獣装」やひなた達のキャラ設定同様被り覚悟でやりました。
と言うのも、十二使獣は一度に全員登場させず、まずは「ゴジラ派」とでも言うべきゴジラに協力的なメンバーを出して行き、残りのメンバーは多少話が進んでから登場する・・・と言う構成にする予定なのですが、十二使獣の設定が大体固まった頃、「ゴジラ派」の十二使獣の中に女メンバーがいない事に気付きました。
少女漫画作品のように「イケメン達に囲まれる女主人公(ひなた)」なシチュエーションにしたいとは言え、流石に男メンバーだけなのはアンバランス過ぎるかと思い、男達に混ざっても違和感の無いキャラとして、ボーイッシュなイケメン男子系女子の純子が生まれ、ゴジラ派の怪獣の中で一番インパクトがあると判断したキングシーサーに宛がう事にしました。
比較されがちな(?)、フルバでの卯キャラの紅葉は(終盤までは)男の娘系キャラでしたし、作中のさくらの台詞の通り単に耳がウサギっぽいから卯にキングシーサーを当てはめた点や、ウサギポジから浮かんだ百合一歩手前なひなたへのゾッコン設定も含めて、意表を突くキャスティングになったかと思います。
・・・まぁ、「運動神経抜群でボーイッシュなイケメン男子系女子」は「四ツ葉家」のアキミともろ被っていますが(汗)、これは元々「TB」と「四ツ葉家」の世界観が繋がっていなかった名残で、こちらも被り覚悟と言うかあくまで作品としては別、と割り切ってあえて両者のキャラ変更はしませんでしたし、僕としては純子とアキミはそれぞれで違う魅力のある似て非なるキャラに出来たと思っています。
アキミはヒロフミにも基本的には厳しいですが(ただ2人っきりだと割と素直になる)、純子はひなたには「あまあま」ですし・・・「ギャップ萌え」、と言う点も一緒?
名前は「宇佐美」はまんま「うさぎ」から、「純子」は「獣装」体が盾である事から「盾」を「じゅん」と読み、そのままだと「‐」シリーズの潤さんと被るので、女性っぽい感じがする「子」を付けました。
補足として、バラゴンの「獣装」体のナックルとはゴジラの左腕の下腕部側面・・・例えるなら、ガンダム他大抵のモビルスーツがシールドを装備している位置に装備されるので、重複はしません。
他の「獣装」も、極力重複しない位置でイメージしています・・・大いなる元ネタの電童でも、重複したせいであんまり活躍出来なかったデータウェポンがいましたからねf^_^
イメージ声優は、渡辺明乃さん。男の子から色っぽい女性まで、幅広い演技と言いますか、女性らしさと男性らしさの両方を併せ持つあの独特的な声質が、ゴジラ派の紅一点にしてイケメン男子系女子の純子にドはまりしていると思いました(^^)d
声のイメージとしては、テイルズオブリバースのマオ、アニポケBWのシューティー、スパロボOGのアイビス。


・パレッタが示唆した、「G」クロ世界でのデストロイアについては「G」クロ宇多瀬編第六章内短編「銀河vsデストロイア in三保」をご覧になって下さい。
逆に、「G」クロ世界のキングシーサーについては該当する作品が現時点ではありませんが・・・これは「GiGantis」でキングシーサーを出す予定がある為、しれっと軽い設定だけ出してみました。
もしかすると、「G」クロの今後の展開次第で変更するかもしれません。
更にこれに関連して、さりげなく純子に言わせましたが・・・「日省月試」ラストに登場したモスラ(遥奈)以外の「四大」としてガメラ(アオイ)とアンバー、マンダは十二使獣の一体として「TB」に登場します。
ただ、前述の珠理亜の説明で書いた通りリキはマンダの人間体ではなく、「辰」はゴジラが担っているので・・・これより先の事は、今は書かないでおきます。


・遥の水着のみ、トップスは無地Tシャツを着せていますが、これは・・・

遥は出来ればビキニタイプじゃなくて、ワンピースタイプの水着にしたい。

一番合いそうなリボンフリル水着はさくら・巽珠理亜・アンバーに着せているので、これ以上重複するのはまずい。

他に合いそうなワンピースタイプの水着が無いが、清純なイメージは極力崩したくない。

・・・と考えた末、苦肉の策としてトップスを無地Tシャツ・ボトムスを重ね着風スイムパンツにして、「ビキニタイプの水着を着ているが、上からTシャツを着ていてトップスが分からないので、ビキニを着ているように見えにくい」ようにしました(汗)
「シャツの中」については、僕の頭の中の想像図が「胸元は隠れている」以外に無いので、皆様のご想像にお任せします(笑)
ちなみに「重ね着風ビキニセット」は「inインファント島」にてユウミが着ていますが、あえてスイムパンツを重ね着させていないので印象が変わると同時に、使わず終いになっていたスイムパンツも活用出来ましたし、普通のTシャツを着て海水浴をしている方は男女問わず割と見かけますので、これはこれで良かったかと思っています。
また、サーフカジュアルネックレスは「愛」の結晶のイメージで着けています。
・・・と、遥の水着についてここまで書きましたし、もうついでに他キャラの水着についてもざっと書いて行きますf^_^
なお、サンダルはちゃんと見えていない画像が多いのと、幾つか同じ物を流用しているのであえて掲載はしない事とします。

穂野香:シンプルパンツビキニ・白花ヘアピン・首掛けゴーグル。
セールで売っていたこのシンプルパンツビキニが穂野香にとっても似合うと思ったのが、本作の内容の発端になりました。首掛けゴーグルは、隼薙に倣っています。
紀子:ホルダーネックビキニ&パンツ。
どちらかと言えばワンピースタイプにしたかったのですが、紀子ならビキニタイプでも大丈夫かな?と思い、露出が少なめなこの水着にしました。
樹:ノースリーブ水着セット。
カスタムキャストでは珍しい、男キャラ向けのこの水着があった事も、本作を書く大きな動機となりました。実際、良く似合っていると思います。
ジュリア:新スクール水着。
言い訳せずにぶっちゃけますと・・・本編での紀子の言動が全てと言うか、1人くらいスク水要員が欲しかったのでf^_^
旧スク水姿のジュリアはLINE VOOMに投稿した事があるので、今回は新スク水に。普通の水着ならリボンフリル水着が似合うと思いまして、巽珠理亜の方に着せてみました。
さくら:リボンフリル水着。
個人的に、使い勝手と清純さを両立していると思っているお気に入りの水着で、遥に譲って貰う形で着せました。穂野香の台詞の通りスカートの有無が選べるので、スカート付きはアンバーに着せています。
蛍:キュートフリルビキニ・フリルパレオ・カチューシャバイザー・ムーンネックレス。
「キュート」の割には験司から色々言われそうな露出度ですが(汗)、大人キャラの蛍ならそんなに違和感は無いかと思い、シンプルなデザインなのもあってバイザーやパレオを追加し、大人っぽさを出してみました。
引田:競泳水着・サーフカジュアルコート・サマーバカンス麦わら帽子。
色々と面積が大きい服装となりましたが、引田に競泳水着・大きな帽子・コートを着せる事と、眼鏡を外す事は最初から決めていました。なので、作中で本人が言っている理由はかなりこじつけだったり・・・ちなみにコートでほぼ見えていませんが、後述の純子とは色も含めて全く同じ競泳水着です。
パレッタ:セーラースクール水着・プチデビルフォーク・シュノーケリングフィン・ゴーグル。
このキャラが普通の水着を着るワケが無いので(笑)、水着の中で一番奇抜だと思ったセーラースクール水着を着せ、背景に使った「シーカフェ」が一枚絵である普通の背景とは違う、スタジオ形式の3D背景であった事から、普通に使っているとまず分からないカフェの反対側にある海を背景にしようと思い、海から出て来たシチュにする為にシュノーケリングセットを着せて「採ったど〜!!」な感じにしましたf^_^
亜衣琉:牛柄水着・サファリハット・サーフカジュアルアームバンド・プレートネックレス・ダブルベルトリング。
「水着回」と聞いて、間違いなく登場するな・・・と思っていたであろう皆様の期待に応える為(汗)、少々アクセサリーを加えつつ、色々とギリギリな牛柄水着を着せました。劇中でも散々言われていますが、牛水着を堂々と着れるキャラなんて彼女くらいですよねぇ・・・
純子:競泳水着・龍人の脚輪・チアリストバンド。
前述通り、競泳水着が引田と色まで被っていますが、両者共に競泳水着以外のイメージが無かったのと、引田側の水着の色がほぼ見えないので被っていても問題無いと思い、ひなたと共に二枚画像を用意しました。龍人の脚輪は、そこはかとなく沖縄っぽさを出す為に付けています。
ひなた:フリルスーツ、浮き輪。
彼女の水着はわざと「良くも悪くもシンプル」なものにしようと思いまして、厳密には水着では無いフリルスーツを着せました。尻尾を隠せば水着に見えない事も無いバニースーツを着せたハルナと同じ理屈ですねf^_^
余談ながら、浮き輪がネックレス扱いなので「持たせる」には自力で位置を変える必要があり、画像を二枚用意したのもあって上手く持っているように見せるのに苦労しました・・・


・そんな水着に関連するネタである、紀子・引田の台詞「水着は魅せるものなの?それとも隠すものなの?」と「言ってしまえば、水着はただの水泳用の布〜」は、ポケモンBW2でのフウロ・カミツレコンビの台詞が元ネタです。
ビジュアル面で非常に人気のあるこの2人が投げ掛けた、恐らく永遠に解決しないこの疑問・・・皆様は、どう思いますでしょうか。


・またまた引田絡みのネタとして、眼鏡なしの彼女を見た樹の台詞『普段眼鏡をかけてる奴が眼鏡を外すとなんかもの足りない パーツが一個足りない気がする』は、銀魂のアニメのサブタイトルが元ネタです(笑)
紀子はその真逆を往く「ギャップ萌え」としましたが、本邦初公開の「眼鏡なし引田」・・・皆様は、どう思いますでしょうか(二度目)。


・最後のページだけの出番ながら、水田紀子が発言したアレコレの元ネタについて(汗)
「つかみとれ!未来」は「ウルトラマンマックス」最終話のタイトルからで、異なる文明との共存共生に成功した作品として真っ先に浮かんだので、最終話のタイトルを拝借しました。
「ヤック・デカルチャー」はマクロスシリーズの、「イノベイター」はガンダム00の単語で、どちらも宇宙人と言うか地球外生命体との共存共生について深く描いている作品、と言う共通点があります。
『ホウセイマイフレンド』は、「笑ってはいけない地球防衛軍24時」のネタの一つで、これは宇宙人による詐欺に近い事例ですので、穂野香の言う通り皆様もくれぐれも真似しないように!(笑)
「極めて近く、限りなく遠い世界」はスパロボAのキャッチフレーズにしてOGシリーズでも何度も出て来る、「平行世界(パラレルワールド)」の事を短くも的確に示した名フレーズです。


・アイスや海の家の料理、ビーチバレーや水の掛け合いなどの水着回あるあるネタは、かつて書いたある意味本作と正反対な水着回短編「アイスクリーム シンドローム」でほぼ出したのと、本作が会話メインの台本形式作品なのもあり、今回は出しませんでした。
よくよく考えれば、表向きは海水浴に来ているのに全く海水浴していませんし、ちょっと心残りな点でもあるので、もし次回があればやろうと思います。


・皆様に衝撃を与えたであろう、亜衣琉のヴァージン卒業については・・・紀子が言った通り、残念ながら(もしくはやっぱり?)事実ですf^_^
「G」クロの方であった裏設定を、さりげなく出しました。まぁ、LINE VOOMにあるJC亜衣琉の画像やライブ動画を見ればお分かりの通り、彼女はあの頃からとんでもボディだったわけで・・・


・当初、キングシーサーのバトルパートはもっと長く、ゴジラも登場させて「獣装」してデストロイアを倒す所まで描いてから、沢之穂野香達を登場させる予定でした・・・が、台本形式なのが足を引っ張ってどうやっても間延びした・だらだらとした文章にしかならず、でもここまではちゃんとやるべきでは?と言う葛藤を抱えたまま、時間だけが過ぎて行き・・・これがスランプ・残業地獄と並んで、完成までに9ヶ月を要した理由の一つとなってしまいました。
この葛藤は、約二ヶ月前にAさんと話した時に頂いたアドバイスを元に、「あくまで本作は『水着回の短編』なのでそれを逸脱し過ぎない、男キャラは樹以外なるべく出さない」事とし、ある程度書き進めていたバトルパートをばっさりカットする決心をしてかなり解消され、カットされた部分の説明パートでもある最後のページを書けた事で、無事完成となりました。
正直、ゴジラを出すか否かについても執筆が進まない大きな要因になっていましたから、ゴジラ(斗真)には悪いですが出番をカットしたお陰で完成したので、彼の尊い(出番の)犠牲及びアドバイスを下さったAさんには、心から感謝を・・・!






以上で、余談・裏話は終わりです。
予想以上に長くなってしまいましたが、それだけ補足と言う名の語るべき事項のあった作品と言う事でf^_^
一部カットした要素はあるものの、やりたいと思った事は大体出来た、「inインファント島」と合わせて個人的には書けて満足した作品です。
夏で無くとも、何度も読んで頂きたいと思います(^^ゞ
今回先行登場させた純子(キングシーサー)も、擬人化要素が多少あるとは言え擬人怪獣シリーズとは一応無関係の完全新規デザインキャラですから、「TB第0話」に登場させた謙介(バラゴン)共々、いつか「TB」を正式公開して正式な活躍を描いてあげたいですね。
カテゴリ: 小説

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