擬人怪獣シリーズ

□4×4×4
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「‐」ゴジラ『・・・んっ?』
ラゴス・ゴジラ「おっ・・・」
「VS」ゴジラ「・・・?」



蒼穹の元、山と森と野原が同居する何処かの島の砂浜。
そこで出会ったのは、同じ「怪獣」ながら何かの事情で人間の姿をしている者達だった。



レオ「Jr.、あの人達って怪獣よね?」
Jr.「うん、そうだと思う。」
機龍「へぇ〜、初めて見る人達ばかりだね。」
「VS」ゴジラ「そうだな・・・」



東の方向からやって来た一団は、黒髪を右に分け、群青の浴衣を腰巻で止めたテンションの低い男、「VS」ゴジラ。
蒼く凛とした瞳と雪のように白く、毛先の蒼いグラデーションが目を引くモスラ族の少女、レオ。
後ろで結われたザンバラ状の銀髪と、目の下から頬に掛けての赤筋が特徴的な軍服長身の男、機龍。
父代わりの「VS」ゴジラに似た髪型をした、暗緑色の髪と現代的な衣装を着た青年、Jr.(ジュニア)。
彼らのいた世界は、様々な怪獣の世界が一つに纏まった、パラレルワールド的な世界である。



ラゴス・ゴジラ「なんかいつの間にかこんな所に来てたけど、何処でも怪獣っているんだな〜。」
シン「って言うか、あの人達ってあたし達にけっこう似てない?」
イシュタル「あの人とか、母さんに似てるね〜。」
スペース「他人の空似・・・なのか?」



西から来たこちらの一団は黒髪に緑のバンダナを巻き、赤を基調とした服を着た少年、ゴジラ・ラゴス・キング。
長い銀髪を紫の髪留めで後ろにまとめ、青を基調とした服を着た青年、スペースゴジラ・ラゴス・キング。
山吹色の髪を水色の球状の髪飾りで二つに括り、オレンジ色を基調にした服を着た女性、シン・インファント・モスラ。
黄色の髪を橙色の髪留めで一つに括り、緑色を基調にした服を着た少女、イシュタル・インファント・モスラ。
彼らがいた世界は「創造神」によって創られ、怪獣達が住む惑星がある「怪獣界」だ。



「‐」モスラ『わたくし、何故あの子に指を差されたのでしょうか・・・?』
「‐」バラン『恐らく、酷似していると直感したからで在ろう。』
「‐」ゴジラ『まぁ、確かに「たにん」な気がしねぇもんな。』
チャイルド『とうちゃん、ぼくあの子と話してみたい!』



島の中央から来たこの一団は、黒いショートカットにラフなTシャツを着た青年の「‐」ゴジラ。
赤茶色のポニーテールを隠す程に大きい三度笠と、旅人風の格好が特徴的な男の「‐」バラン。
濃い黄色の髪にハイビスカスが描かれたオレンジ色の着衣を、羽衣で止めた女性の「‐」モスラ。
左右に分かれた黒髪にフードが付いた服、そして「‐」ゴジラに似た雰囲気を持つ少年のチャイルド。
彼らがいた世界は、人間の世界と似ていながらも多少異なる道を辿った、「‐」の世界である。
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