擬人怪獣シリーズ

□集合!絶対無敵最強可憐美女姉妹!
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???「遂に来ちゃった、この瞬間!」
???「この時を、わたし達はずっと待ってたの!」
???「お初にお目に掛かりますが・・・」
???「気にしなくてもいいよ、お母さん。」
???『さて、それではいきますわよ!』
???「そうね!それじゃ、せぇぇぇのっ!!」



「「『「「絶対無敵最強可憐美女姉妹、ここに集結よ!」」』」」






スペース「・・・待て、これはいつの間に打ち合わせしたんだ?」
シン「今さっき。」
スペース「今さっき、だと?」



ここは地球から遥か彼方離れた宇宙の先にある惑星・怪獣界。
その中の大海に浮かぶ、怪獣達が住む島・怪獣島西部の野原に、今回も別世界の怪獣達が「招待」されていた。



シン「いや〜!!もう最初にモスラ一族に会った時からずっとこれがやりたかったんだ〜!!」
イシュタル「夢が叶って、わたしも良かった!」
スペース「朝から親子で何をひそひそとしているかと思えば・・・」
ラゴス・ゴジラ「シンとイシュタル、楽しそうでいいな〜。オレも絶対、いつかやってやるからな!」



まずは怪獣界出身の四人、はしゃぐシンとイシュタルの行動にスペースは半ば呆れ、ラゴス・ゴジラは少々混ざりたがるような眼差しで見ていた。



「‐」モスラ『あぁ、まるで夢を見ているようですわ・・・』
「‐」ゴジラ『よかったな、モスラ。』
チャイルド『とうちゃん、ぼくもやりたい〜!』



次に「‐」世界の怪獣達、目を輝かせる「‐」モスラに「‐」ゴジラが同調し、チャイルドが今にもモスラ姉妹の元へ行こうとしている。



「VS」モスラ「ふぅ、ちょっと緊張したわ。」
レオ「そんなに緊張しなくても、同じモスラ一族なんだから私と話す感覚で大丈夫よ?お母さん。」
機龍「あの時話してた事が、ここまでの事になるなんてな。」
「VS」ゴジラ「正直、俺は着いて行けん・・・」
Jr.「なんか、ヒーローみたいでちょっとかっこよかったなぁ。」
バトラ「当たり前だろ?なんせ俺のモスラとレオがいるんだからよ・・・」
呉爾羅「あっ!ラゴスじゃん!それにあのムッツリゴジラもいる!あと、あそこのパツギンも・・・ゴジラ?」
ジラ『あら、君もゴジラ探しかい?あそこのパツギンも一応「メカ」のゴジラだよ。』



最後に「人間界」の怪獣達、何人かの新顔を含めて、最多の招待数となっていた。
レオの隣にいる、結ったオレンジ色の髪にスカイブルーの瞳を持った、赤い民族衣装を着たこの女性こそがモスラ姉妹が待ちわびた五人目の姉妹、レオの母である「VS」モスラ。
慈愛に満ちた物腰と雰囲気、沖縄系と例えればいいであろう美貌は後続のモスラ姉妹とは思えない程であり、そんな彼女を幸福そうに見る一つの目線があった。



バトラ「レオとはしゃいでるモスラも、可愛いなぁ・・・」
Jr.「あの、バトラさん?目がちょっと、凄い事になってますけど・・・?駄目だ、聞こえてない。」



ツンと立った、毛先が金でなぞられた黒髪。
「VS」モスラにやや似ながらも、黒地の衣装。
いつもはもっと鋭い目付きながら、今はとろんとした赤い虹彩。
彼は「VS」モスラの妻でかつ、レオの父も兼ねたバトルモスラ・・・略してバトラ。
娘が出来た今も、妻をこよなく愛する熱狂的なモスラLOVEな男である。



呉爾羅「えっ、そうなのか!?すっげぇ、かっくいー!」
ジラ『ほんと、ゴジラ一族って同族が大好きなのねぇ。まっ、私もだけど・・・』
「VS」ゴジラ「一つ訂正だ、偽物。同族の中に『俺の世界』のメカゴジラとスペースゴジラ、そしてお前は加えんなよ。」
ジラ『に、偽物!?あんたってほんとにいつも、そんな失礼な言い方しか・・・いいさ。誰がなんて言ったって、私のニックだけは私を「ゴジラ」って言ってくれるからね!』



そしてこのお・・・者は「とりあえず」はゴジラ扱いされている、特殊な存在。
多少青掛かった銀色の、中央で分けたボサボサのセミロング、柳茶の肌に映える墨色のアイシャドーとふっくらとした唇、モダンな服を着た、二枚目な西洋人の顔立ち。
男と女の垣根を超えた、「無性」の性別を持った彼女(本人言)はジラ。
彼女の言葉の中にあった「ニック」とは、卵から生まれたジラが最初に出会った人間で、ジラが最も尊敬する人間である生物学者の「ニック・タトプロス」の事である。
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