擬人怪獣シリーズ

□怪獣島のど自慢大会、開催!
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(第三弾9ページからの続きです。)






バトラ「そういえば、今日こんなのやるみたいだけど、お前らもやらねぇか?」
「‐」ゴジラ・呉爾羅・ジラ『「『のど自慢大会?』」』



行方不明になっていたバトラと合流したゴジラ組は、彼の誘いでもうすぐ開かれる、「怪獣島のど自慢大会」に参加する事となった。



呉爾羅「のど自慢大会、楽しみだなー!10点、10点、10点!を見せてやるからな〜!」
バトラ「それ、なんか違うだろ・・・」
機龍「初めて俺達が『招待』された時、結局カラオケに行けなかったからちょうど良い機会だね。満足満足。」
Jr.「でも、なんとなく嫌な予感がするのは俺だけか・・・?」
ラゴス・ゴジラ「そんな事無いって。のど自慢大会、いつも楽しいぜ!」
Jr.「いや、カラオケ絡みでちょっとした事件があったんだよ・・・前にレオの誕生日祝いにカラオケ大会が開かれた事があって、俺、機龍、ジラさん、それにダガーラって怪獣もそこに参加してたんだ。だけど、なんでか知らないけど一緒に連れて来てたデスギドラってのが余計な事を言って、レオと大喧嘩になったんだ・・・」
ジラ『確かに、あの時は悲惨な事になったねぇ。折角のレオの誕生日が台無しだったよ。ダガーラも泣いてたし。』
スペース「なるほどな。しかし、お前達の世界にもダガーラとデスギドラがいるのか。デスギドラはこちらの方でも、シンとイシュタルにとっては嫌な記憶を残した相手だったが。」
ラゴス・ゴジラ「誕生日の邪魔するなんて、そっちのデスギドラも最低な野郎だな!」
バルグザーダン「ダガーラが報われない立場なのも、似てる。」
「VS」ゴジラ「まぁ、ギドラ一族にまともな奴なんていないって事だな。ギドラ一族代表のキングギドラがいい見本だ。」
「‐」ゴジラ『おれも、キングギドラとたたかったことがある。たくさんこぶんをつれて、チャイルドをおれからうばって、ちきゅうをこわそうとした、ぜったいにゆるせないやつだ・・・!』
スペース「大群ギドラ、と言う事か。この世界にも破壊神『金紅魏怒羅』の神話が伝わっている。ギドラの名を持つ者は、どの世界でも争いを生むのか。」
呉爾羅「じゃあ、俺の知ってる魏怒羅はギドラ一族の『かぜうえ』にもおけないやつだな。あいつって万年寝太郎の面倒臭がりだし、いつも最珠羅に怒られてるし、一郎で次郎で三郎だし、お供え物も一番少ないし。」
Jr.「えっと、風上(かざかみ)だろ?それに最後辺り特に関係無い気が。」


機龍――でも、俺の記憶にある魏怒羅って、怒ると結構凄い気がするけどね・・・


ラゴス・ゴジラ「まっ、オレ達ゴジラだってみんな違うみたいに、魏怒羅みたいなのもいるって事だよな。名前って言ったら呉爾羅だって、オレとアニキの名前にも付いてる創造神の『呉爾羅』と字が一緒だし。」
呉爾羅「ほんとか!よし、これで俺も神様の仲間入りだな!」
バトラ「いや、違うだろ・・・名前ならモスラだって、同じ種族でも他の世界のモスラは全然違うよな。おてんばだったり、清楚だったり、上品だったり。まっ、俺の妻とレオが一番だけどな!」
「VS」ゴジラ「五月蝿い。」
バルグザーダン「・・・あっ、そろそろ選手登録の時間だ。」
ラゴス・ゴジラ「とりあえず、早く村に行こうぜ!」



彼らはやや早足で、のど自慢大会が開催される村の広場に向かった。
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