ゴジラ「‐」シリーズ
□ゴジラ‐世紀の大怪獣‐
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「こちら『らく』。今の所海底に異常無し。」
『了解。』
西暦2008年・4月。
東京湾の底を潜水調査艦「らく」が調べていた。
艦内では2人の乗組員が海底調査組合本部と連絡を取っている。
「しかし、それにしてもヘドロだらけだなぁ・・・」
「うーむ。全くその通りだな。人間はここまで自然を変える事ができてしまう生物であるのか、としみじみ思うよ。」
「おう・・・」
調査艦はそのまま潜行を続けていく。
すると、ライトが海底から突き出る謎の棘を捉えた。
その棘は数十mにも及ぶ大きさで、しかもその棘は列を成して複数突き出ていた。
「なんだろう、これ?」
「さあ。こんなに大きい棘は見た事が無い。」
「恐竜の骨かな?」
「いや、確か恐竜はこんなに大きくない。これはもっと巨大な・・・」
と、その時東京湾に突如大きな地震が起こった。
調査艦の艦内も激しく揺れる。
「くっ・・・地震か!」
「お・・・おいあれ!」
「あ、あれは・・・!」
窓を見た乗組員が目撃した物、それは余りにも大きな生物であった。
乗組員は急いで本部にSOS信号を発信したが、もう既に船体は生物の手の中だった。
「め、めっ・・・目だぁぁぁぁぁぁっ!!」
乗組員の悲鳴と共に、調査艦らくはその後謎の爆発を遂げた。