ゴジラ「‐」シリーズ

□ゴジラ6‐大魔獣日本襲撃‐
1ページ/109ページ







2010年・6月、甲府の地にてゴジラとブリザードバランが死闘を繰り広げていた。
鬼神の如く暴れ狂う二体は街を無惨に破壊して行く。



ゴォガアアアアアアオオン・・・

グウィアアアアアアウウン・・・





そんな中、甲府市・栄集小学校では4年2組の生徒が逃げ遅れていた。
教室から脱出する前に天井が崩れ、出られなくなってしまったのだ。
時折起こる地響きに、生徒達の恐怖がかきたてられる。



「先生・・・恐いよ・・・」
「先生・・・僕達、助かりますか・・・?」
「心配するな。何があっても必ず助けてやる!」



疑心暗鬼に陥る生徒達を、担任は必死に励ます。
心の底では二体に脅えている、自らも叱咤する様に。
だがその時、再び街に地響きが起こった。
脅える生徒達。
と、同時に地響きによって窓を塞いでいた瓦礫の一部が崩れ、瓦礫の壁に一筋の光が差し込んだ。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ