ゴジラ「‐」シリーズ
□ゴジラ‐世紀の大怪獣‐
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同刻、小笠原諸島・神島近海を漁船「いっかく」が通っていた。
中では漁師が鼻唄を唄いながら夜空の星を眺めている。
「うーん・・・今日も星がきれいだなぁ・・・」
すると、神島の方向から凄まじい閃光が走った。
閃光に気付いた漁師が神島の方に振り向いたその瞬間、神島が突如大爆発を起こした。
「うわあああっ!」
凄まじい轟音に思わずうずくまる漁師。
その間にも爆発は何度も続き、神島は正に火の海と化した。
「・・・んっだ、な、何が起こって・・・あっ、あああっ!」
恐る恐る頭を上げた漁師の目に入ったのは、燃え盛る神島の炎の中にいる巨大な生物・・・それはむしろ『怪獣』と呼ぶにふさわしいものがいた。
そして怪獣は、天に向かって咆吼を上げた。
ディガアアアアアアオン・・・