ゴジラ「‐」シリーズ

□ゴジラ2‐海底大作戦‐
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翌日、ここは東京都・あきる野市にある日東新聞本社。
だが、中では若いジャーナリストが別のジャーナリストと口論していた。



「おい!今すぐあの記事を撤回しろ!」
「いい加減認めろ!ゴジラはもう死んだに決まってんだろ!」
「決め付けんなぁ!!」



若いジャーナリストは相手の胸ぐらを掴む。



「ありもしない仮定で、勝手に記事を書くんじゃねぇ!ちゃんと証拠を掴んでから書きやがれこの・・・!」
「志真!」



そこに現れた中年の男は、この部所のデスクだ。
そして激しい怒りをぶつける若いジャーナリストの名は志真哲平。
かつてバラン事件を取材した男だ。



「ちっ、半人前がふざけやがって!」
「黙れ!ふざけてんのはどっちだ!」
「お前達、一体どうしたんだ・・・」



事情が飲み込めないデスクはふと、近くの机に置かれていたくしゃくしゃの新聞を取る。



「なになに・・・『あれから半年、ゴジラ死んだか!』・・・なるほど、志真が腹を立てたいるのはこれか・・・」
「本当の事じゃないか。もう半年もゴジラは姿を見せていない。死んだと考えるのが普通だろ。なのにこいつ・・・」
「この・・・!」



志真は怒りのあまりジャーナリストに殴りかかろうとした。
だが、すぐデスクに止められる。



「落ち着け!今は何も分からないんだ!」
「しかし!」
「志真、頭を冷やせ!」
「・・・はい・・・」



志真は腕を降ろし、ジャーナリストの胸ぐらを掴む手を離す。
ジャーナリストは不愉快そうに服を整え、志真を睨む。



「・・・ふん、だからお前はデスクの言う通り、半人前なんだ。」
「俺より少し早く入れたからって、調子に乗るんじゃねぇよ!絶対、証拠を掴んでやるからな!」



志真はそう言い残し、部屋を出ていった。
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