ゴジラ「‐」シリーズ

□ゴジラ4‐守護神の祈り‐
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するとその時、小美人が突如口を閉ざした。
周りの草花にもざわめきが起こる。



「ここが守護神の住む島、インファント島か。」
『『貴方は誰です?』』



何者かの気配を感じた小美人は洞窟の方に振り返った。
そこにいたのは軍服を着た男、自衛隊特別大尉の瞬であった。



「俺の名は瞬庚。少しばかり守護神モスラに用がある。」
『今モスラは居ません。ミンドロの遺跡に行っています。』
『すみませんが、貴方は何故モスラの力を借りようとなされるのですか?』
「おみとおし・・・か。」



瞬は動揺しながら手を額に置き、目を瞑る。



「分かった、単刀直入に言おう。俺はモスラに同じ『怪獣』であるゴジラを倒して貰う為、ここに来た。」






一方、フィリピン・ミンドロ島では大変な事態になっていた。
島の外れにある遺跡が突如爆発し、遺跡から岩石怪獣・レグチュアが出現したのだ。



ウゥィィィィゥウ・・・



ロボットを思わせる体に加え背中には大砲、手には斧を備えたレグチュアは近郊の村へ歩いて行く。
その村では村人達が荷物を抱え、村から避難している所だったが、レグチュアはもう目と鼻の先まで迫っていた。
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