ゴジラ「‐」シリーズ
□ゴジラ5‐バランの復讐‐
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それから52年の年月が経った、2010年・6月。
パプアニューギニアのジャングルに突如ヤゴに似た姿をした古代昆虫・メガヌロンが大量発生した。
この事態を重くみたパプワニューギニア政府は、ジャングルにコマンド部隊を派遣した。
『ったく、虫の分際で偉そうにしやがって・・・』
『ほんとだぜ。空中から虫除けスプレーを散布してやりてぇよ。』
『無駄口を叩くな。もうジャングルに着くぞ。』
『・・・お、おい・・・これって・・・』
キィキュキュキュキュ・・・
キィキュキュキュキュ・・・
キィキュキュキュキュ・・・
部隊の誰もが唖然としたのも無理は無い。
メガヌロンの数はジャングルを覆う程に多く、その様子はまさに圧巻だった。
『・・・ふざけんなって・・・!』
『怯むな!俺達は何度も死線を乗り越えてきた、こんな奴等に怖じけ付くんじゃない!』
『『『イ、イエッサー!』』』
部隊は一斉にライフルを連射し、メガヌロンに攻撃を仕掛ける。
しかし多勢に無勢、メガヌロンの群れに部隊の射撃は全く通用しない。
キィキュキュキュキュ・・・
キィキュキュキュキュ・・・
キィキュキュキュキュ・・・
部隊に気付いたメガヌロン達は銃撃をも跳ね返す勢いで部隊に迫って行く。
部隊は必死に対抗するも、鉄をも切り裂くメガヌロンの爪に続々と隊員は倒されていった。
『うわぁぁ!』
『ぐわあっ・・・!』
『ばわっ!』