ゴジラ「‐」シリーズ

□ゴジラ5・5‐チャイルドの一日‐
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するとその時、チャイルドの目が一つの大きな木に止まった。
木の枝には今まで食べた事の無い、青い果実が生っている。
木に近寄ったチャイルドはまず手を伸ばしてみるが、とても届く距離では無い。
次に木に体当たりしてみるも、太い幹はびくともしない。
チャイルドは意を決すると、大木にしがみ付き体全体を使って大木を揺すり始めた。
さしもの大木も、少しずつ左右へ傾き始める。
それによって枝葉が勢いよく揺れ、枝に生る果実を揺する。
そして揺れに耐えかね、果実が地面へ落ちた。
チャイルドはすぐ手を離そうとするが、手を離す前になんと大木がチャイルドの体重に耐えられず、根本から折れてしまった。
チャイルドは大木ごと地面に落下し、大木の下敷になってしまう。
果実も地面に叩き付けられ、無惨にも大半が潰れていた。



ギュウウウン・・・



なんとか大木から抜け出したチャイルドは残った無事な果実を掴み、口の中へ入れた。
食べた直後は満足な顔をするチャイルドだったが、回りの光景を見た後はやはり困惑していた。
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