ゴジラ「‐」シリーズ

□ゴジラ6‐大魔獣日本襲撃‐
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すると生徒の1人、赤城切也がその割れ目へ向かって走り出した。



「やった!これで助かるんだぁ!!」
「まっ、まて切也!また崩れてしまうかもしれないんだぞ!」



担任の制止を振り切り、切也は瓦礫の中から抜け出した。
だがその時、切也の頭上が突然真っ黒に染まったかと思うと、すぐ轟音と共に地震が辺りを襲った。



「うわあああああっ!」



凄まじい地震のエネルギーに後ろへ吹き飛ばされる切也。
容赦無く瓦礫の壁に叩き付けられ、瓦礫だらけの地面へ落下する。



「うぅっ・・・い、痛い・・・!」



右腕で左腕をかばい、何とか立ち上がった切也。
だが左向きに叩き付けられたからか左腕は全く動かず、左足もだいぶ痛めてしまった様だ。
そして後ろを振り向いた切也は地震の原因、ここに落ちてきた物の正体を知った。



ゴォガオオン・・・



見えたのは煙を上げ動めく黒い物、その中には白く血走った大きな瞳。
一瞬見ただけでは何か分からなかったが、切也はすぐそれが何か悟った。



「ゴ、ゴジラ・・・」
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