11/09の日記

19:29
「メカと心中してどうするのよ!絶対死なせない!」
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こんばんは。
今日は先日のゴジラ誕生祭2017in京都のレポートにて「みなみ会館SOS」こと、2015年9月19日にみなみ会館さんで開催された「超大大大全集」について触れたのを受け、未送信メールボックスに約2年間眠っていた、このみなみ会館SOS内での手塚監督トークショーのメモを掲載しようと思います。
あくまでメモなのでレポートに比べると読みにくく、一部ゴジラ誕生祭2017in京都でのトークショーと内容は被っていますが、機龍二部作が好きな方にとっては必見の内容となっておりますので、是非ご覧頂ければと思います。






まず、トーク前に観客からの質問が。
・冒頭の原水艦はロリシカ国のもの?→今採用!
・SOSモスラは初代と一緒?→別個体。


小さい頃、劇場は満員で熱気が凄く感動した。初代モスラはその後見て、小美人と言うフレーズに惹かれる。
公開時、劇場限定のバャリースオレンジを飲んだ。
「VSモスラ」で登場したリカちゃん人形は現在手塚監督の家にあり、プロデューサーの陰謀で機龍は貰えず、東宝の持ち物になり後々大ゴジラ博等で展示された。
海用ゴジラは貰えたがオルガは断り、メガギラスは頭と鎌を切って持って帰った。
学生時代にシナリオを書いてみて、ゴジラが何もしなくても回りが動けばいい事に気付く。
初代小美人の写真の使用許可に約1ヶ月かかった。機龍シリーズの世界観では、小美人はいっぱいいるらしい。


トークショー開始から30分程経ったこのタイミングで、M11ことロバート・スコット・フィールドさんが飛び入り入場。
「人間じゃない人が入っちゃいけないよ!」
ここからM11も客席に加わり、トーク再開。


東宝に入った頃、最初ゴジラシリーズは監督させない約束があった。
「VSモスラ」公開時、あまりの観客の多さに劇場スタッフが驚き、東宝社員なら全員金一封が貰えたが、フリーだったので貰えなかった。
「ゴジラ2000」では岩塊浮上シーンに関わり、その頃には「×メガギラス」の話が来ていた。
怪獣対決より人間ドラマを重視した、エンドマークまで人間が戦う話が撮りたかった。
実は鈴木健二監督とは組みたくなかったが割と強引に組まされ、何だか軽い感じだったのでしばらく逃げ出した。
女性主人公は押し通した部分。田中美里さんや釈由美子さんとは朝から夜まで一週間一緒だったが、想像力豊かだったからかどちらも間違いは起こらなかった。



トイレ休憩を挟み、トークショー再開。
「×メカゴジラ」公開時は機龍シリーズの続編ではなく、とりあえずモスラを出してくれと言われた。
当初は「南海の大決闘」と「VSモスラ」を足したような作品で、釈さんを主演にする予定だったがスケジュールでNGになり、中條博士の関係者・整備士の男性主人公になった。
脚本が横谷昌宏さんになったのは以前会った事があり、その時手掛けていた映画のオリジナリティが良かったので推した。
最初若狭新一さんは「モスラ3」のモスラを使おうと思っていたが、手塚監督の要望で初代・モスゴジっぽいデザインになった。
小泉博氏の起用は脚本段階で大丈夫か確認し、快諾だった。もしかしたら、今のスッポンの善ちゃんは手塚監督がやっていた?
小泉氏にあえてよたよた走りで走って貰った所、観客から苦情が来た。
金子昇さんと海外のゴジライベントに行ったが、やはりガオレンジャーのコスプレの人が多かった。
最初、海岸に漂着する怪獣はカメーバではなく大人の判断でプレシオサウルスなどの水悽生物にしようとしたが没になり、アンギラスにしようとしたらプロデューサーから直々に止められ、ガメラは当然即NGになり、結果カメーバになった。
倉敷保雄さんのゲスト撮影の際、一緒に食事に行ったら自分や川北監督を差し置いて倉敷さんがサインをねだられていた。
最初メーサー砲付護衛艦との戦闘シーンを撮影する予定だったが、助監督の判断でNGに。
海上シーンでは人は入っておらず、撮影時はゴジラは全く動いていない。
これまで撮ったゴジラ作品は自分の子供に見せたい作品。諦める子供になって欲しくないので命の大切さや勧善懲悪、人間の頑張る姿をテーマにした。
ラストシーンは人間の変わらない馬鹿さや愚かさを描く為に入れた。
ミレニアムシリーズはデジタル技術の進歩や各監督の個性が出ていたシリーズ。
「東京SOS」は吉野家前で転び、次の砂浜で何事もなく映っているうどん社長・・・ではなく、中條義人の頑張りと仲間の絆を見て欲しい。
出来れば子供と一緒に上映会を。
カテゴリ: 特撮

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