11/18の日記

22:24
「おいかりさま、おいかりさま・・・」
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今日、若干遅ばせながら母と「星を喰う者」を観て来ました。
今回もネタバレ防止の為に詳しくは書きませんが・・・確かに理解するのが難しい複雑な物語で、娯楽性や大衆向けと言う意味では低めで、絶対に賛否両論になると言う声も分かりました。
ですが・・・それでも僕は観て良かった、一年間追いかけて良かった、アニゴジらしい素晴らしい作品だったと思いました。
他の人が大抵否定意見に挙げている、会話中心で怪獣のイメージが違い過ぎて怪獣プロレスが無くてハルオに共感出来ない・・・と言うのも、僕はシンゴジとまた違う台詞の応酬や密度が好きで、各怪獣は各種族の「代表・象徴」のようなものだからアプローチがまるで違うのも納得で、そもそもアニゴジは怪獣プロレスをやらない・出来ない作風で、ゴジラに両親を殺されアラトラム号で人間としての尊厳や感情を奪われる日々を過ごしたからこそハルオが感情や信念で動く事に理由や説得力がある・・・と思っています。
なので、僕はあの衝撃のラストも受け入れられました。もしかしたら、あの選択をしなければバッドエンドになっていたか、「怪獣黙示録」の繰り返しになっていたでしょう・・・
哲学性が強い故にどうしても議論になる作品で、ゴジラのゴの字も知らない人にはゴジラ達「怪獣」の魅力が、従来のファンには新しい魅力が伝わるものにしようと、あえてそんな作風にした感じもあります。
そんなものはいらない、結局伝わらなかったと思った方は多いかもしれません・・・が、僕は従来作やファンとしての先入観や難解さから受け入れられにくかっただけで、作品の質は非常に高かったと思います。
それに「ゴジラ」とは、「怪獣」とは何かと言う根っこの部分は今までの作品と変わらない、アプローチが違っただけでそこは不変の部分だと思いますし。
各スタッフのこだわりや技術、情熱と思惑が込められた映像と物語に浸かり、考えたこの一年は間違いなく楽しかったです。
思い入れから長くなってしまいましたが・・・僕はやっぱりアニゴジが大好きなのだと、改めて強く思った完結編でした。
上映前にあの最高の予告がスクリーンで観れた、「キング・オブ・モンスターズ」も楽しみでなりませんね・・・!
あっ、ちなみに入場者プレゼントの東宝特撮コレクションカードはメカゴジラ&ギドラでした。
創造画集・弐の「その他」に写真をアップしましたので、手に入らなかった方は見てみて下さい。
カテゴリ: 特撮

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