さびしい花:エグゼ小説

□戀ノ始マリ。
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「……やはりここはメールか?…いやしかし何の用も無いのにメールしては不審がられる可能性も…。」

ブツブツと独り言を言いながら部屋の中を行ったり来たりするオペレーターを追って、ディスプレイの中の赤い瞳が左右に振れる。
『本人がいつでもメールしてくれ、と言ったのですから構わないのでは?』

サーチマンの一言にライカは足を止め、迷彩模様のパートナーを見返した。
「それはそうなんだが…」
『?』
「こう…なるべく熱斗の印象に残るようにと云うか、何がしかの対策を兼ねたいと思ってな。」
『…はあ。』
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