さびしい樹:エグゼ小説2

□what's a comfort?
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「俺があと1秒…いや、0.8秒速く反応出来ていれば良かったんだ。」

「うん。」

「ライカ様ならそれで充分避けられた筈だ……幾らロックを外す事に対外感覚を集中させていたとは云え、あれ程接近を赦してしまう等……」

「でも、君が居なかったら、君以外のナビだったら、その0.8秒の遅れさえ作れなかった。」


ずっと静かにサーチマンの話を聞いていたロックマンが、そこで始めてまともに口を開いた。

ネットテロリストを追っている途中、狙撃に合いライカは肩に傷を負った。
幸い弾は掠っただけで、骨や靭帯にも全く異常は無かったが。
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