甘い空気な文!

□ジョーカー
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(※R16/剣河/河井さんが女装してるよ。変態ちっくえろちっく)















 河井は非常に後悔している。泣きたいし、怒りたいし、恥ずかしいし。河井は顔を真っ赤にして足を閉じた。

「いいじゃねぇか、それ」

ニヤニヤと剣崎が笑う。内股の足に向かってパチパチと拍手をされて河井は耳まで赤くした。河井の格好はセーラー服である。それも姉のセーラー服だ。
 河井の実家へ剣崎がやって来て、何かするわけでもなく喋るぐらいなのだが偶然外に干されていたセーラー服に目が入った。この間卒業した河井の姉のだ。もう使わない制服だそうだ。そこで剣崎は「セーラー着てみろよ」と妙な提案する。河井はそれはそれは怒った。剣崎も引けを知らないので、話を無理やり進めてゲームをして負けたら着るということにした。河井も負けず嫌いな性格だ。

「受けて立ちましょう。でも、あなたが負けたら着て下さいよ」

「フッ負けるわけねぇよ」

剣崎は余裕を見せる。勝負は簡単にトランプゲームになったのだが、結果河井が負けてしまい今に至る。

「イカサマしませんでした?」

河井はスカートを下に掴みながら剣崎を睨む。スカートの丈は剣崎の指定で短い。

「フッ、イカサマはタネがバレなきゃいいだろ?」

ベッドに座っていた剣崎はどこからかトランプを数枚取りだし、ばら蒔いた。河井は脱力感に見舞われる。天才の行動は先の先を見ているらしい。提案した時からこうなることを分かっていたのだろう。河井は悔しさと恥ずかしさに唇を噛んだ。

「こういうことさせるのは変態がするものですよ」

負け惜しみの台詞をはく。剣崎はすくっと立ち上がると、河井の腰に手を回して抱き締める。

「フッ、おめぇもんな格好して変態だろうが」

剣崎は河井にキスをする。一回に終わらず数回繰り返し息が出来なくなるぐらいキスをする。河井は酸欠になった頭でこの現状を進めるのは止めるべきだと考えた。実家で、それも姉のセーラー服を着て、なんと危険極りないのか。

「ここじゃ、だめ、です」

河井は顔を赤くしながら息を切らせた。ただその顔は剣崎にはそそられるものなので、止める気は毛頭ない。そのまま剣崎の手はスカートの中に突っ込んだ。

「わっ!ダメですって…!」

河井は慌て手を静止させようとするが、まさぐられて力が入らない。むしろ望んでる自分がいるらしく、矛盾した気持ちにぐるぐると悩ました。下着に手を掛けた時、ふと剣崎は眉を潜める。

「女もんの下着じゃねぇのかよ」

残念そうな物言いにこれには河井は呆れを通りこし、怒ってやった。

「当たり前ですよ!」

怒っても顔が赤いので大した迫力はない。剣崎は次に河井の下着の中に手を突っ込んだ。びくりと河井の体が跳ねたのを見て、剣崎は良い眺めだと思った。セーラー服で昂るなんて変態なのかもしれないが、己の熱は収まることはない。下半身をまさぐりながら、剣崎は河井にねちっこいキスをする。このままベッドに押し倒そうかとするが、河井は頭を振るった。剣崎はむっと唇を曲げる。

「制服、や、です…」

限界に近いのか河井は顔を真っ赤にさせ小刻みに震えている。足も立っているのがやっとのようだ。ただ両腕は嫌だと剣崎を押し、離れようとしている。

「なぜだ?」

「姉さんの、だからっ」

剣崎は小さく溜め息を吐いた。こういう時も河井の中では姉の存在は大きい。出会った頃からそうなので仕方ないのかもしれない。剣崎にとってはうんざりすることなのだが、今は制服を脱がさないと先に進めそうにもないので剣崎はセーラー服に手を掛ける。上衣を上から脱がしインナーにさせ、スカートはホックを外しずらした。脱がせてみて剣崎はじっと河井の恥態を眺めている。余裕がない河井に対し、剣崎は余裕ある笑みを浮かべる。

「やらしいもんだな」

「〜ッ!」

河井は声に出ないほど歯を噛み締めている。しかし、キスをされて「あっ」と違う声が出てしまった。剣崎はセーラー服がなくても熱が収まらないことに自分は変態ではないと感心している。










ジョーカー

















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うわーい!変態ちっく!前から女装もんが書きたかったので。二人共変態ちっくな話。
110918

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