甘い空気な文!
□プロポーズの練習
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(竜⇔河/会話文のみ)
「河井さんは結婚したいと思う?」
「うーん…、あまり考えたことがないです」
「ふふっ、俺も」
「結婚するにはプロポーズを考えないとだめですね」
「男だから俺が言わないとだめなんだよね」
「そうですね。指輪を持って結婚してください、なんてね」
「うわぁ、なんか照れるなぁ。俺だったら絶対肝心なところで噛むよ」
「プロポーズ練習してみます?」
「うん、してみたい。いいかな?」
「えぇ、付き合いますよ」
「あ、指輪はどこにするんだっけ?」
「左の薬指ですよ」
「そっか。あ、いいこと思いついた」
「…何作ってるんです?」
「指輪だよ。煎餅の袋をくくってた針金で作ってみた」
「あははっ」
「そうだ。よくプロポーズでさ俺のために味噌汁作ってくださいってあるよね」
「ふふっ、ありますね」
「俺はカレーライスとかハンバーグがいいなぁ」
「じゃあ僕のためにハンバーグ作ってくださいって言います?」
「あははっ、なんか違うね、くくくっ、」
「そうですね、ふふっ」
「よし、じゃあ言ってみるね」
「どうぞ」
「あ…の、」
「さっそく噛んでますよ?」
「い、いまのなし!もう一回!」
「あはっ、いいですよ」
「緊張するなぁ…。はぁ…よし」
「高嶺くん頑張って」
「…あ、あなたが大好きです…。一緒にいてくれるだけで俺はすごく嬉しいし、幸せな気持ちでいつもいっぱいです。ずっと俺と一緒にいて欲しい。だから、お…俺と結婚してください」
「……」
「…河井さん?」
「あ、ああ…はい。…もちろんです」
「…プロポーズ出来た」
「良かったですね。本番もこれなら大丈夫ですよ」
「うん!あ、指輪もつけないと」
「ふふっ、そうですね。お願いします」
「…あっ」
「わぁ、ぴったりですよ」
「良かった〜。練習付き合ってくれてありがと、河井さん」
「いえ、どういたしまして。楽しかったですね」
「うん!プロポーズごっこだね」
「あはっ、そうですね」
「でも、緊張はしたんだ。胸が熱いや」
「実を言うと僕もです。高嶺くんの気持ちがよく伝わりましたよ」
「そうかな?嬉しいや」
「高嶺くん顔が赤いですね」
「河井さんも!」
「え?そうですか?」
「うん!あははっ」
「ふふっ」
プロポーズの練習
「「(はぁ…どきどきした…)」」
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本当は小説にするつもりでしたが、会話文にしました。歯痒いいいいい!
110124