青い春な文!

□寄せあい
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(10000hit企画小説)
※付き合ってる設定







「皺寄ってるよ」

 そんなことを言えば志那虎は眉間にもっと皺を寄せた。相変わらず皺が寄ってる。人差し指で触ってみたけど皺は直らない。こんな青い空の下なのにね。

「飽きねえのかよ」

ぐいぐいと押していたら志那虎の視線が俺に向く。

「うん、志那虎の皺が取れるまで飽きないかな」

溜め息を志那虎は吐くけれど手も退けようとしない。いい加減怒ってもいいのに。でも俺は知ってるよ。志那虎は優しい。こーんなに皺を寄せてるのにね。逆に俺が飽きてきた。手が離れると志那虎が肩を竦めるように笑うから俺もつられて笑ってみる。

「飽きたか?」

「うん、飽きちゃったかな」

「そうか」

すると志那虎の人差し指と親指が俺の眉間を掴んできた。

「あいたたたっ」

「仕返しだ」

「ひどいなぁ」

「おめえさんに言われたくねえよ、はははっ」

「あ!」

あれ、今皺がなくなったよな。一瞬だったけどなくなった。間違いない。記憶を
リプレイしてみたけど、やっぱり間違いない。

「志那虎もっかい笑って!皺がとれたんだ!ねえ!」

「んな器用なことできねえよ!」

「じ、じゃあ…」

まさに一瞬。俺は志那虎にキスをした。キスの感触はやはりあの皺がある凸んだ場所だった。

「お、お前なぁ…」

顔を赤くする志那虎はやはり皺が寄っている。もういいや、皺を取ることよりキスがしたい。次はちゃんとしたやつをしてみようか。










寄せあい












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10000hitありがとうございます。
竜ちゃんがなんか天然になった。
101020

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