黒猫小屋

□暗闇で口付けを…
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手を伸ばしてくるルフィを叱ってその手をペチリと叩く。
ルフィはちぇと舌打ちをしながらも、待ち遠しくその完成を待った。

クレーム・ド・バナナ、オレンジジュースと入れてシェイクをするウソップに、チョッパーが感心の声を上げる。
そしてルフィと二人で"かっちょいー!"と叫びながら瞳を輝かせる。
ゾロもその様にニヤリと口端を緩ませた。




「へぇ…なかなか様になってんじゃねぇか。これで商売でもしてみちゃどうだ?」

「そ、そうか?…キャプテン・バーテンダーっつーのもいいかもな!」




思わぬ誉め言葉にウソップが顔を赤くするや、サンジがすかさずゾロを睨みつける。




「テメェ、コラ、くそマリモ!色目使ってんじゃねぇぞ!」

「あぁ?何言ってんだこのアホコック!」




いつものように始まった一触即発の言い争いに、あわててウソップが止めに入る。
それに合わせるようにロビンが二人の口を塞ぎ、ニコリと笑いかけた。




「お酒の席だもの。楽しく飲みましょう、ね?長鼻くん」

「お、おぅっ!ロビンの言う通りだ!」









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