coyote,colored darkness
□Pleasure Car Sex
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尚「照ぅ、今日おくってよ。」
仕事が終わって帰る頃、急にそんなことを言われた。俺が久しぶりに車で来たことを知っているようだった。
まぁ、今夜は別に用事もないし…、彼氏がおくってって言ってるんだからおくらなきゃね。
…あ。つい彼氏って言っちゃった///
実はさ、皆には内緒なんだけど、俺とHISASHI付き合ってるんだよね///いいでしょ♪
尚「おい照、さっさと帰ろうぜ。」
照「うん!」
今日は少しだけせっかちなHISASHI。なんか嬉しかったりする…♪
* * * *
ブロロロロ…
照「仕事疲れたねー。」
尚「うん。でも楽しかった!」
照「俺も!!」
いつもメンバーで話す、たわいのない会話をする。
曲の話、NGした話、ゲストの話…。いろんな話をしていた。止まない雨のごとく、次々と話をする。
だけど、一度会話が切れた…
どうしよっかな…。何話そう…?
尚「…渋滞だね。」
照「ん?そうだねぇ。ついてない…」
随分長い渋滞が続いているようだった。
ふぅ、とため息をつく俺にHISASHIが…
尚「俺はついてると思うよ。」
疲れている時にこんな渋滞にハマっちゃって、家に着くのが相当遅くなりそうなのに…
俺は“どうして?”と尋ねる。
尚「決まってんだろ。照と一緒にいられる時間が延びるからだよ…」
微笑んで言ってくるHISASHIに、俺はドキッとさせられ、体が熱くなった…
照「////」
顔が赤くなっている気がして、それをバレまいと窓の外を向く。
嬉しくて仕方なかった。HISASHIは滅多にそんなこと言ってくれないから…